オレンジ軍団、声援届いた!! 級友、家族がV後押し 第100回全国高校野球 東千葉大会 第14日

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木更津総合高校が勝利を決め、喜びを爆発させる一塁側スタンドの生徒たち=25日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム
木更津総合高校が勝利を決め、喜びを爆発させる一塁側スタンドの生徒たち=25日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム

 オレンジ色に染まった応援席が10-2の圧勝劇を後押しした。25日の全国高校野球東千葉大会決勝で、3年連続で夏の甲子園出場を決めた木更津総合高校。日頃の努力を知る級友や家族がスタンドをチームカラーで埋め尽くし、炎天下で戦うナインを鼓舞し続けた。

 「暑い中での応援は大変だが、グラウンドの選手の方が大変なはず」。同校野球部2年で応援団長の林樹生さん(17)はZOZOマリンスタジアム一塁側スタンドの最前列で声をからした。生徒らはそろいのオレンジ色のシャツとメガホンで、吹奏楽部やチアリーディング部と一体の熱い声援。勝利の瞬間は抱き合って喜びを爆発、グラウンドのナインと同じ背中を反らせた姿で校歌を熱唱した。

 完投した野尻幸輝投手の父、吉彦さん(54)は岐阜の自宅から車で8時間かけて駆け付けた。九回裏、あと1アウトで勝てる場面での満塁に「何とか抑えてくれ」。祈りが届き、息子はマウンドで歓喜の輪の中心に。「暑い日が続き、投手は大変だっただろう。よく頑張った」とねぎらった。

 リードを広げる本塁打を放った東智弥選手の兄、龍弥さんは2014年に県3連覇を逃したチームの一員。父、孝司さん(52)は長男の雪辱を果たす3連覇を引き寄せた次男に「感無量。忙しくて来られなかった兄(龍弥さん)も喜んでいるのでは」と目を細めた。

 同校が夏の県大会で初優勝した03年の部員も観戦。一塁手だった藤田真央さん(32)は「自分の代は甲子園出場が目標だったが、今のチームは甲子園で勝つことを目標に、もっと先を見ている」と実感。伊藤裕介さん(32)も「昔は守備のチームだったが、今は打ち勝てるチーム」と太鼓判。

 昨夏の甲子園初戦では悔しい逆転負け。リベンジを期す“オレンジ軍団”の視線は早くも先に。チアリーディング部3年、吉田夏苗さん(17)は「甲子園でも最後まで気合を入れて応援する」と意気込んだ。