切り開いた名門の「一歩」 第66回(84年)選手権出場 拓大紅陵・古橋富洋(敬愛学園高監督) 【千葉高校野球ドキュメント100】(15)

 春夏通算9度の甲子園出場を誇る拓大紅陵の伝説は、ここから始まった。当時は野球場も未完成だった新興校。甲子園を夢見て鎌と軍手を持って練習場を転々とし、赴任したばかりの小枝守監督とともに汗を流し続けた。地道な努力が初の甲子園出場につながり、名門の基盤となる。現敬愛学園高監督の古橋富洋が、歴史の扉を開くまでの道のりを振り返る。

(敬称略)

 中学3年秋に千葉寺球場へ試合を見に行ったら、たまたま隣に座った人が紅陵の先代理事長だった。「体大きいな」って声を掛けられた。まだ創立間もない高校だったが、小枝 ・・・

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