2季目迎え育成に注力 元千葉ロッテ渡辺 新日鉄住金かずさマジックコーチ兼任

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 元プロ野球千葉ロッテの渡辺俊介投手が、古巣である社会人野球の新日鉄住金かずさマジックのコーチ兼任となって2シーズン目に入った。昨季は都市対抗大会予選で鬼気迫るロングリリーフを見せて本大会出場に導くなど選手としても活躍したが、今季はより指導に力を注ぐ考えだ。

 エースだった玉井大翔が日本ハム入りし、先発の柱の育成は急務だ。当面は自身の練習は二の次で「自分より信頼できる投手をつくらないと、本当の意味でチームは強くならない」と危機感を募らせる。先発候補にはプロが注目する有望株がおり、いかに能力を引き出して実績を上げさせるかを思案する。

 その一方で主力野手からは引き続き中心投手としてマウンドに立ってほしいとの強い要望を受ける。監督の指示とはいえ昨季は「自分が投げた分だけ若い選手に緊迫した試合を経験させてやれなかった」との思いもあった。育成と勝利を同時に求めなければならないチームにあって、兼任の難しさを痛感。若手の一本立ちを図りながら、自らは投手陣を下支えする戦力になることを理想とする。

 「都市対抗で1回戦負けし、日本選手権に出られなかった去年の悔しさはもちろんある」と闘志を胸に秘める。ロッテで通算87勝を挙げ、8月に41歳になるサブマリンは、指導者としても真価が問われる1年になる。