130機関、5000人参加 市川で9都県市合同防災訓練 千葉市は2000人市民参加型導入

訓練で事故車両から負傷者を救出する消防隊=1日午後1時55分ごろ、市川市の江戸川河川敷緑地
訓練で事故車両から負傷者を救出する消防隊=1日午後1時55分ごろ、市川市の江戸川河川敷緑地

 「防災の日」の1日、市川市の江戸川河川敷緑地(千葉県会場)と千葉市稲毛区(千葉市会場)を主会場に「9都県市合同防災訓練」が行われた。県会場は約130機関から約5千人、市会場は約50機関から約2千人が参加した。県会場は昨年度、東日本大震災の影響で中止されたため、2年ぶりの開催。震災の教訓を基に、住民参加の実践的な訓練と地域特性に即した訓練を組み合わせ、大規模災害時の応急対応手順や連携体制を確認した。

 訓練は東京湾北部を震源域とするマグニチュード7・3の直下型地震を想定。市川市内では震度6強を観測し甚大な被害が出たとの想定でスタート。住民らはバケツリレーで初期消火を行った後、がれきに挟まれた被災者の救出や負傷者の応急手当などの訓練を体験した。

 河川と海に囲まれた同市の地域特性に即した訓練では、橋が倒壊して市域が孤立したと仮定。陸自がいかだのような装備を江戸川に浮かべ、東京都側から救援物資を積んだ車両を運び込んだ。また、県警や海自などのヘリコプターが高層マンションの屋上や江戸川から被災者を救出した。

 主会場以外でも、帰宅困難者をJRの駅から一時滞在施設まで誘導する訓練や、住民自らが小学校の体育館に避難所を開設して宿泊する訓練が実施された。


  • LINEで送る