高校生30人、初音ミク描く 千葉市がイラスト講座 市章一日限定コラボも

初音ミクをテーマに開かれたイラスト講座=19日、千葉市中央区
初音ミクをテーマに開かれたイラスト講座=19日、千葉市中央区
初音ミクをかたどった特別デザインに変更される市章(ⒸCrypton Future Media,INC.www.piapro.net piapro)
初音ミクをかたどった特別デザインに変更される市章(ⒸCrypton Future Media,INC.www.piapro.net piapro)

 未来のクリエーターを養成しようと、千葉市主催の「初音ミクイラスト講座」が19日、千葉デザイナー学院(中央区)で開かれた。参加した市内の高校生約30人を前に、講師のイラストレーター、湊谷鈴さん(25)がバーチャルアイドル歌手の初音ミクをモデルにかわいらしく描くコツを伝授した。

 湊谷さんは、デフォルメした2頭身のキャラクターイラストを得意とするイラストレーター。講座では初音ミクをその場でデフォルメして描きながら「特徴をピックアップして目立たせて」「遊び心を取り入れるのも大切」とアドバイスした。参加者はスケッチブックやタブレット端末で一緒に初音ミクを描きながら耳を傾けていた。

 会場からは、イラストレーターを目指したきっかけについての質問も。湊谷さんは「小さい頃から絵を描くのが好きで、絶対仕事にしたいと思っていた。とにかく絵を描くことを楽しんでほしい」とエールを送った。

 参加した高校3年生の女子生徒(17)は「苦手だった色塗り作業を丁寧に解説してもらえた。これから絵を描くときに生かしたい」と喜んでいた。

 市はこのほか、ポップカルチャーを振興する取り組みとして、来月2日限定で市ホームページに表示している市章を、初音ミクの特別デザインに変更する。同市の市章は、初音ミクの緑色のツインテールと「そっくり」とインターネット上で話題になっており、2017年からコラボを行っている。


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