52市町村計291点検査 県、安全確保へ独自強化 本年県産米の放射性セシウム

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 千葉県は19日、2012年県産米の放射性セシウムの検査計画を発表した。1キログラム当たり100ベクレル超となる新基準値への移行に伴い、国の検査計画より密度を高め態勢を独自に強化した。早場米の産地である本県は全国に先立ち、市町村ごとに8月初旬から出荷前の計291検体を検査。県は今月3日に全市町村に出荷自粛を要請しており、すべての検査結果が基準値の半分の50ベクレル以下なら、その自治体の出荷自粛が解除される。1検体でも100ベクレルを超えればその自治体全体が出荷停止となる。県は「検査態勢を強化し安全確保に万全を期したい」としている。

 セシウム基準値は出荷制限の判断に使われ、コメの場合は従来の1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルに引き下げられた。県の検査態勢は、市町村や農業団体などを対象に県が同日開催した放射性物質検査説明会で明らかにした。

 県安全農業推進課によると、検査対象となるのは、作付のない浦安市と鎌ケ谷市を除く52市町村。11年の農地土壌検査で放射性セシウムが500ベクレルを超えた11市町(八千代、市川、船橋、松戸、野田、柏、流山、我孫子、印西、白井各市、栄町)は「重点検査区域」として、水稲作付面積70ヘクタールごとに1検体、1950年時点の旧市町村単位で3検体以上の計135検体を検査する。1検体2・5キログラムで、県が600円で買い取る。