虐待の相談対応最多 加害6割が実母 県内児童相談所

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 2011年度に千葉県内の児童相談所が児童虐待で相談対応した件数は2960件で、過去最多だったことが県のまとめで分かった。児童虐待への関心が高まり、近隣住民らの通報が増えたためとみられる。実母による虐待が約6割を占めた。県は、早期発見のため病院や学校関係者を集め、対応方法を研修するが、相談件数が多くなるにつれ、児童相談所の職員の負担は増加。虐待を生まない「予防教育」の重要性が指摘されている。

 県児童家庭課と千葉市児童相談所によると、県が管轄する六つの児童相談所の11年度の相談対応件数は2388件(同134件減)。千葉市児童相談所の件数が大幅に増えて572件(同136件増)だった。全体では前年度より2件増えた。11年度の数字はいずれも速報値。

 虐待の種別では、身体的虐待は1077件(36%)で、言葉による暴力など心理的虐待が931件(31%)、育児放棄などのネグレクトが876件(30%)と続いた。性的虐待も76件(3%)あった。複数にまたがるケースも多い。

 主な加害者は、実母が1739件(58%)で、実父の888件(30%)を大きく上回った。被害者は中学生未満の児童が8割を占める。