総合防災拠点、5市名乗り 消防学校は年内に選定 県議会一般質問

 6月千葉県議会は21日も一般質問が行われ、自民党の滝田敏幸(印西市)、江野沢吉克(袖ケ浦市)、実川隆(山武郡)、内田悦嗣(浦安市)と民主党の高橋浩(木更津市)の5議員が登壇した。県は、東日本大震災を踏まえ整備を急いでいる「総合防災拠点」について、佐倉、市原、八街、印西、山武の5市が誘致に名乗りを上げていることを明らかにした。総合防災拠点の中核となる消防学校は、現在の建物が老朽化し早期建て替えが必要なため、年内に候補地を決める方針を示した。滝田議員の質問に答えた。

 県危機管理課などによると、県は今年3月、有識者でつくる「総合防災拠点のあり方検討会」が候補地の条件1として示した「10ヘクタールの更地」などがないか、県内54市町村に照会を掛けた。

 その結果、5市から誘致したいとの回答があり、このうち4市は、市内の特定の土地を候補地として提案。市長や担当者が直接県庁を訪問し、地元の立地状況を説明した自治体もあったという。

 ただ、県は当時、総合防災拠点について、消防職員などの防災教育訓練を行う消防学校、県民を啓発する防災センター、災害時に救援部隊の集結地や救援物資の集配拠点となる防災支援ネットワーク機能を1カ所で整備することを想定していたが、4月になって方針を転換。防災支援ネットワークを県内の複数エリアに整備し、地域の特性に沿った支援ができないか検討を進めている。


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