2021年11月9日 05:00 | 有料記事
将来子どもを産み育てることを望むがん患者等への新規助成事業の流れ(県提供)
将来子どもを産み育てることを望むがん患者等を支援するため、千葉県は卵子や精子の凍結保存などにより妊娠する力(妊孕=にんよう=性)を維持する「妊孕性温存療法研究促進事業」を新規に実施することを決め、申請受け付けを開始した。上限付きの助成制度で、がん治療や非がん治療により生殖機能が低下するような場合、治療前に卵子や精子を凍結保存し、治療後に保存していた卵子や精子で妊娠出産できるようサポート。妊孕性を保ちつつ、希望を持ってがん治療に取り組めるようにする。
県は本年度、新規の「小児・AYA世代がん患者等支援事業」に2100万円の予算を確保。上限付きながら、国と県で全額補助する内容の ・・・
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