患者ら事前登録→保健所から迅速連絡 千葉県、システム運用開始 コロナ第5波での遅滞受け

千葉県庁
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 新型コロナウイルス感染拡大で「第5波」となった今夏、保健所から感染者への連絡が滞るケースがあったことを受け、千葉県は5日、新型コロナ感染(疑い)者の「事前登録システム」の運用を開始した。患者や家族が同システムにアクセスし連絡先を複数登録することで、保健所から迅速に連絡できるようになる。

 事前登録システムの名称は「イマビス」。県の「ちば電子申請サービス」を活用するため、開発費用をかけずに新システムとして運用できるようにした。

 利用の仕方は(1)新型コロナ感染(疑い)者が医療機関を受診(2)医療機関で配布されるリーフレットに記載された2次元コードにアクセス(3)患者の氏名や住所、複数連絡先、基礎疾患の有無、服用している薬、発症時の症状などを記入(4)検査結果が陽性の場合、保健所でシステムの登録情報と照合し、患者等登録情報として扱い、調査に活用する-という流れ。

 検査結果が陰性で発生届け出がなかった場合、入力情報は使用せず、登録1カ月後に自動削除される。

 システムを利用することで「保健所が複数の連絡先を把握でき、連絡不着を回避できる」「登録情報により、保健所の調査で聞き取り時間が短縮できる」などのメリットがある。

 対象は県内在住者。ただシステムが異なるため千葉市・船橋市・柏市居住者は除く。県は今後、システムの統合などを検討する。システムの問い合わせは県疾病対策課(電話)043(223)2691。


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