2021年4月2日 15:24 | 無料公開

退任あいさつで、3期12年を振り返る森田知事=2日午後2時45分ごろ、県庁
千葉県知事を3期12年務めた森田健作氏(71)が2日、県庁で退任会見に臨み、「12年間、突っ走ってきた。私は幸せ。身の丈以上のことができた。県庁は最高の場所だった」と笑顔で振り返った。
退任後も自宅がある千葉県芝山町に住むという森田氏は、今後の抱負を聞かれると「ランニングフォーエバー。永遠に走るんだ」とこぶしを振り上げた。
森田氏は18歳で俳優デビュー。青春ドラマ「おれは男だ!」の主人公として一躍人気者となった。1992年には政界に進出し、国会議員を衆・参合わせて3期務めた。
県知事選には2005年に初挑戦したが惜敗。県内各地を巡って支持を訴えるなどし、4年後の選挙で100万票以上を獲得して初当選。アクアラインの800円化や成田空港の機能強化、防犯ボックスの設置などに取り組んだ。
次期知事に就任する元千葉市長の熊谷俊人氏(43)は4月5日に初登庁する。
千葉日報だけの「政治」記事を見たい方