柏の高齢化対策視察 首相「一体改革」アピール

 急速に進む日本の高齢化に地域が一体となって対応する「地域包括ケアシステム」の先進的取り組みを把握するため、野田佳彦首相は11日、柏市の豊四季台団地を視察し、医療関係者や住民と意見交換した。野田首相は世界一の長寿と高齢化のスピードが最も早く進む日本の状況に触れ、「日本は課題先進国。日本の高齢化対策に世界が注目している。地域包括ケアシステムは関係者の連携が鍵で、豊四季台のモデルを日本や世界のモデルにしてほしい」と述べた。野田首相は就任後、公務で千葉県内入りしたのは初めて。

 同システムについて説明した秋山浩保柏市長は「最大の課題は在宅医療の実施。医師、看護師、介護士らと連携した取り組みが重要」などと述べた。

 野田首相は「社会保障と税の一体改革では、財源が待ったなしだと勘違いされているが、団塊の世代が次々と高齢化するため社会保障制度が待ったなしの状況。地域コミュニティーが同システムを支える底力となるので、関係者が連携し豊四季台モデルを構築してほしい。政府としても後押しする」と述べた。


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