千葉県内観光客35%減 台風・豪雨全域に影響 県、年内継続調査へ 10月

台風19号の影響で佐原の大祭秋祭りの初日は雨模様。大人形がぬれないように、ビニールシートがかけられた=10月11日、香取市
台風19号の影響で佐原の大祭秋祭りの初日は雨模様。大人形がぬれないように、ビニールシートがかけられた=10月11日、香取市

 今秋の台風や記録的豪雨による観光分野の影響を調査している千葉県は16日、10月の県内主要施設への観光客数が前年同月比35・7%減、宿泊客数は同10・6%減だったと発表した。9月の対前年比(観光客29・0%減、宿泊客9・5%減)よりも落ち込み幅が拡大。マイナス影響は県内全域に及んだ。10月は台風19号・竜巻(12日)と豪雨(25日)が立て続けに襲い、9月に台風15号の被害を受けた施設の復旧・再開もずれ込んだ。

 県は11、12月分についても継続調査する方針で、長期的な影響や回復具合も見極めながら、効果的な観光誘客の後押しを進める。

 県によると、10月の観光客数(43施設)は、約56万8千人で、前年10月(42施設)と比べ、約31万5千人少なかった。

 地域別では、南房総(君津・安房・夷隅郡市町)の42・9%減をはじめ、北総(印旛や香取郡市町)が36・0%減、豪雨で浸水が相次いだ九十九里(山武や長生郡市町村)は33・3%減。残るベイエリア・東葛飾も29・8%減となった。

 9月と比べた落ち込み幅は、南房総のみわずかに縮小したものの、他地域で軒並み大幅に拡大。台風直撃で佐倉の秋祭りは中止、佐原の大祭秋祭りも日程縮小を余儀なくされ、人出減少につながったとみられる。

 10月は例年、天候に恵まれる行楽の書き入れ時だが、1カ月の総雨量が千葉市内で前年の6・7倍に上るなど雨が降り続いた。

 連動して10月の宿泊客数も低迷。主要24施設の合計で約17万5千人にとどまり、前年(23施設)より約2万人少なかった。地域別では南房総が28・1%減、北総も23・2%減。九十九里は6・2%減、ベイエリア・東葛飾が0・4%減だった。南房総と九十九里では9月よりは改善している。


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