物流など5割増18件 アクア値下げ後押し 2011年上期の県内企業立地

 千葉県は2011年上期(1~6月)の企業立地動向調査の結果をまとめた。県内への工場・研究所・物流施設(用地千平方メートル以上)の立地件数は前年同期比6件(50%)増の18件だった。リーマン・ショックの影響で5件にまで減った09年上期以降、持ち直し傾向にある。東京湾アクアライン通行料引き下げなどが後押ししたとみられるが、「東日本大震災の影響が下期に現れる可能性もある」と県は懸念している。

 件数の内訳は、工場が2件増の11件、物流施設が4件増の7件、研究所が前年と同じゼロだった。県企業立地課は、東京に近い立地に加え、09年8月から始まったアクアライン通行料を引き下げる社会実験や今後整備が見込まれる首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、成田空港の発着枠拡大計画などが注目された、と分析する。

 立地面積は80・6%増の17・7ヘクタールで、内訳は工場が5・5倍の13・7ヘクタール、物流施設が45・2%減の4ヘクタール。橋りょう建設のサクラダが本社工場を市川市から袖ケ浦市の工業用地6ヘクタールに移転したことが大きかった。


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