子どもの芸術活動推進 「親しむ機会」満足度アップへ 県が文化振興計画案

 千葉県は、本年度から5年間の文化振興施策の方向性を示す「ちば文化振興計画」(仮称)の原案を公表した。文化芸術に親しむ機会に満足している県民の割合が約2割と低いことを踏まえ、県立文化施設の催事強化や文化資源を活用した地域活性化に取り組む。全国的に優れた実績を持つ県少年少女オーケストラへの活動支援をはじめ、鑑賞教室の実施など、特に将来を担う若い世代の機会確保に力を入れる。文化振興の計画策定は初めて。

 県民交流・文化課によると、昨年11月に実施した県政世論調査で、芸術や文化に親しむ機会に対する県民の満足度は、「満足している」が23・1%と低く、54・2%は「どちらとも言えない」か無回答だった。計画案では2015年度までに満足度を28%に引き上げることを目標としている。

 同課は「本県では江戸時代に大きな藩がなかったため、特徴的な文化が少ない。多様な文化が交じり合っていることが特徴であり、弱点でもある」と分析。計画案では、県内の伝統文化に加え、全国的に水準が高い学校の音楽活動などの新しい文化を「ちば文化」と位置付け。県民の愛着や誇りを育むことを目指す。


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