職員数、国指針の7割 基準クリアはゼロ 千葉県内31消防本部・組合

 千葉県内の消防職員数が、国が定めた指針の7割にとどまっていることが分かった。消防車や救急車の台数の基準を満たしていない市町村も多くあり、地域によっては基準の5~6割程度にとどまっている。厳しい財政事情が背景にあるが、東日本大震災の教訓を踏まえ、県は「市町村の消防力強化に向け、支援に努めていきたい」としている。

 消防庁が示す消防力の整備指針では、隊員の基準数は、消防ポンプ車1台につき5人、救急車1台につき3人などと定められている。消防車両数は人口規模に応じて、ポンプ車は最低でも2台、30万人で14台などとなっている。

 県消防課によると、県内23市町の消防局・消防本部と8地域の消防組合を合わせた計31団体の職員総数は、2009年4月時点で7814人。基準となる車両台数に対して必要な人数の71・1%にとどまっている。実際に保有する台数に対しての職員数でも81・6%だった。

 車両の整備率は、消防ポンプ車が基準の95・2%で918台、救急車が95・8%の203台。はしご車や化学消防車、救助工作車も79・7~91・4%といずれも基準を満たしていない。

 団体別にみると、職員数が基準を満たしている県内団体はゼロ。最も高い千葉市消防局でも90・1%、次いで富津市消防本部85・4%。


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