石田御宿町長が辞表 出直し選に出馬表明「町民に信を問う」

石田義広町長
石田義広町長

 御宿町の本年度当初予算案を巡り、議会と対立していた石田義広町長(71)=3期=は27日、大地達夫議長に辞表を提出した。公職選挙法上、町長選は50日以内に実施され、石田町長は「町民に信を問う」と、出直し出馬を表明した。

 石田町長は、昨年3月議会で議員の指摘により国際交流事業を削除したものの、独断で執行。議会に百条委員会を設置され偽証罪で告発されるなど対立が激化していた。

 本年3月議会では今年度当初予算案が否決され、町は4、5月分の義務的経費を計上した暫定予算を編成。議会側は石田町長の辞任を当初予算承認の条件にしていた。暫定予算では6月以降、町の主要産業である観光事業など予算が執行できないことから、石田町長は「大事なことは予算の成立と行政の執行。町民の命を守るため辞職して信を問う決断をした」と説明。議会側は同日開催の臨時会で当初予算案を全会一致で可決した。

 石田町長は町職員、町議を経て2008年に町長に初当選。現在3期目。辞表提出により6月15日に失職する。

 町長選については、町議も立候補を検討しており、選挙戦が予想される。


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