「暫定配備」に不快感 オスプレイ、国説明なく報道先行 木更津市

  • LINEで送る

 陸上自衛隊が導入する輸送機オスプレイを巡り、防衛省が来年春、陸自木更津駐屯地(木更津市)に暫定配備する方向で調整に入ったとの報道が相次いだことを受け、木更津市は16日、同省北関東防衛局に対し、地元への説明がない一方で「こうした記事が出ることに強く憤っている」と改めて不快感を伝えた。

 市企画部によると、同部幹部が同局に電話し「市民は記事を見て不安を募らせている」と指摘。同省からの具体的な説明がないまま、政府関係者を情報源とした報道が相次いでいる事態に「不快に思っている」と強い憤りを伝えた。同局は謝罪の上で「何ら決まった事実はない」と従来の説明を繰り返したという。今月中にも同省幹部が地元自治体を訪れて理解を求めるとされるが、こうした打診も寄せられていないという。

 森田健作知事も同日の記者会見で、地元への丁寧な情報提供が不可欠との認識を重ねて示した上で「同省からは『決まった』とか『こうする』といった情報がきていない」と説明した。

 木更津駐屯地は、日米オスプレイの整備拠点に選定され、2機目を整備中。暫定配備は、佐賀空港への配備難航を受けて浮上した。