市教委の対応「遺憾」 野田小4死亡で県教育長 プライバシー保護を通知 【県議会ちば】

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 野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡し、傷害容疑で両親が逮捕された事件で、心愛さんが父親の勇一郎容疑者(41)からの暴力を訴えたアンケートの写しを、野田市教委が同容疑者に渡していたことについて、沢川和宏千葉県教育長は20日、県議会で「不適切だったと言わざるを得ず、大変遺憾」と述べた。県教委が今月8日付で、各市町村教育長などに対し、児童生徒のプライバシー保護の徹底など留意点をまとめた教職員向け資料を配布していたことも明らかにした。

 沢川教育長は、教育活動は児童生徒と教職員の信頼関係の上に成り立っているとし、「今回、野田市教委が秘密を守る前提で実施したアンケートの写しを渡した行為は、不適切だったと言わざるを得ず、大変遺憾」と述べた。

 事件を受け、県教委は8日、悩みを抱えた児童生徒への対応の留意点について改めて確認するよう、各市町村教育長や県立学校長に通知。アンケートや教育相談などでの児童生徒のプライバシー保護を盛り込んだ資料を新たに作成し、添付した。

 沢川教育長は「今後、県や野田市の検証結果を踏まえ、再発防止の徹底を図っていく。児童生徒が安心して悩みを打ち明けることができるような信頼関係の構築に努める」とした。

 塚定良治議員(公明党)の一般質問への答弁。このほか小路正和、実川隆、小池正昭の3議員(いずれも自民党)と中田学議員(千葉民主の会)が質問に立った。