「千載一遇のチャンス」 県内、整備促進に注目 圏央道、アクア値下げ、都心直結線… 東京五輪決定

 2020年五輪の東京開催決定により、隣接する本県と都心を結ぶ道路や鉄道網の整備加速化に注目が集まっている。今回の決定を機に県は、来年3月末で通行料値下げが終了する東京湾アクアラインの現行料金継続や、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の未開通区間の早期整備に向け国への働き掛けを強化。また、成田空港と羽田空港を結ぶ都心直結線の整備も現実味を帯び始め、県内の関係者は「千載一遇のチャンス。千葉にも波及効果を」と胸を膨らませている。

 現在、成田空港は東関東自動車道(東関道)ルートで都心と高速道路で結ばれているが、圏央道の大栄-横芝間(18・5キロ)が完成すれば、東京湾アクアラインを利用した複数のルートが可能となる。

 森田健作知事は5日の定例会見で、五輪開催に向け「何としてもアクアラインの値下げを維持し、圏央道の大栄-横芝間を一日も早く完成させなければ」と高速道路網の早期整備の必要性を強調。

 圏央道の同区間は本年度、国が15億円の予算を計上、用地調査や買収に着手する。ただ、開通の目標時期は示されておらず、用地交渉に入ってから共用開始までには、ほかの高速道の事例から一般的に約10年はかかるという。


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