コロナ再拡大の兆し 猛暑下の「第7波」懸念 専門家「マスク着脱、めりはりを」

千葉県内感染者数の推移
千葉県内感染者数の推移

 新型コロナウイルスの感染が再び拡大の兆しだ。千葉県では4日、新たに664人の感染が判明、17日連続で前週の同じ曜日を上回った。直近1週間の平均は851人に上り、10日間で約1・7倍に。社会経済活動が正常化に向かう中、夏本番に「第7波」の懸念が強まる。猛暑による熱中症リスクもあり、専門家は「マスクの意味を理解し、めりはりのある着脱を」と呼びかける。

 県内の第6波は2月にピークアウト。春以降、徐々に社会経済活動が正常化に向かう一方、6月中旬から感染再拡大の傾向が見え始めた。今月1日には新たに1026人の感染が判明、40日ぶりに千人を超えた。

 千葉大病院の猪狩英俊・感染制御部長は「6月以降、人の動きが活発化した」と指摘。要因の一つに60歳以上の感染増加を挙げ「ワクチン3回目接種から時間が経過し、効果が薄れている可能性がある」と危惧する。

 今月から本格化する高齢者の4回目接種を推奨したほか、3回目接種率が3~5割台にとどまる12~39歳の若年層などにも接種を呼びかけた。

 また、「第7波は来ると思うが、規模は分からない」とも。2年半に及ぶ対策やウイルスの変異などにより、重症化リスクは相対的に低下。医療機関の負荷も含め、夏の感染拡大の規模は未知数とみる。

 今夏は、猛暑による熱中症対策も欠かせない。屋外でのマスク着用について猪狩氏は「飛まつを防ぐ(マスクの)役割を理解した上で状況に応じためりはりのある対応を」と呼び掛けている。

 一方、オミクロン株の派生型でBA・2より感染力が強いとされるBA・5も注意が必要だ。6月20~26日に県が実施した調査では、今後拡大が懸念されるBA・5などの変異株の比率は3・9%。


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