オミクロン派生型「BA・2」 急速な置き換わり進む 千葉県内6割、わずか半月で4倍近くに

千葉県庁
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 新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)が懸念される中、感染力の強さが指摘されるオミクロン株の派生型「BA・2」への置き換わりが千葉県内も急速に進んでいる。千葉県などが行うゲノム解析によると、県内感染者数のうちBA・2が占める割合は、3月21~27日の1週間は約15%だったのに対し、4月4~10日は約60%となり、わずか半月で4倍近くに膨らんだ。県担当者は「急速な置き換わりで感染者数が高止まりしている」と指摘。再拡大阻止へ早めのワクチン接種などを呼び掛けている。

 県は、県衛生研究所等の解析結果を基に変異株の流行を調査。検体のうち、従来型の「BA・1」およびBA・2と判定された件数を週ごとに集計した。

 県内でBA・2が初確認されたのは1月上旬。以降、3月までは従来型が8~9割を占めていたが、同21~27日の週は約15%、同28日~4月3日には4割まで増加。同4~10日には検体106件中、64件がBA・2となり、6割を超えた。

 急速な置き換わりに伴い、新規感染者も再拡大の兆しをみせており、連日約2千~3千人台で推移。まん延防止等重点措置が解除されて以降は、直近1週間平均の感染者数が増加に転じるなどし、現在も高止まりの状況が続く。

 国立感染症研究所の調査では、5月第1週にBA・2の割合が9割を超えるとの見通しが示されたほか、より感染力が強いとされる「XE」も成田空港の検疫で確認された。感染再拡大も懸念される中、県疾病対策課担当者は「基本的な感染対策の徹底やワクチン接種が引き続き重要となる」と強調した。


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