モデルナ不人気?様子見も コロナワクチン3回目接種、予約低調 千葉県内自治体、懸命周知

市原市のワクチン接種予約サイトでは、ワクチンの種類と予約残り枠を確認することができる
市原市のワクチン接種予約サイトでは、ワクチンの種類と予約残り枠を確認することができる

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ワクチン3回目接種が千葉県内も伸び悩んでいる。ファイザー製に比べ副反応が強いとされるモデルナ製に抵抗があるとみられるが、3回目に必要性を感じず“様子見”の県民が一定数いるとの見方も。使用期限を過ぎれば廃棄される恐れもあり、各自治体は予約の空きが目立つモデルナ製の効果をアピール、接種促進へ懸命だ。

 市原市は、インターネットとコールセンターで3回目の接種予約を受け付けているが、4日時点でファイザー製が予約枠に対して8割埋まる一方、モデルナ製は4割にとどまる。

 ファイザーは計約3万1千回の枠に対し2万5千人が予約したが、モデルナは計約2万6千回に対し1万人程度。モデルナには十分余裕があるため、市はすべての3回目対象者の接種間隔を「6カ月」に短縮し、5日付の広報臨時号で周知した。

 担当者は「両方とも抗体価が十分上がることが確認されている。種類や会場にこだわらなければ、早めの予約・接種ができるので検討を」と呼び掛ける。

 富里市では1月下旬、モデルナ製の予約率が1割にも満たず、計画通りに接種が完了できないとの危機感から、同社製の安全性周知など不安解消に向けた呼び掛け強化を国に要望。

 感染拡大を受け予約は徐々に入り始め、今月3日現在で予約を済ませた約4300人のうち38%が同社製を選ぶまでに増えた。担当者は「枠を用意したらすぐに埋まる状況ではない。まだ懸念は拭いきれていない」と気を引き締める。

 8日以降に集団接種が始まる成田市はワクチンの種類別に会場を設ける。7日現在、約4千枠用意したファイザー製の予約は全て埋まったが、モデルナ製は約3千枠のうち半分以上が空いているという。

 担当者は「1、2回目にファイザー製を打った人は様子を見ているのでは」と推測。これまでに届いた約1万回分のモデルナ製の使用期限は5月上旬。「予約が埋まらなければ廃棄となる可能性もある」とした。

 県疾病対策課によると、県内の3回目接種率は6日時点で6・1%(対象約570万人)。1、2回目の接種の内訳はファイザー83%に対し、モデルナ17%。一方、4月までの配分はモデルナ6割、ファイザー4割。

 同課も「3回目接種に必要性を感じず、様子見している人もいるのでは」と分析。県ホームページやツイッター、県民だよりなどで交互接種の有効性などをPRしている。

 県は7日、JR津田沼駅近くに開設する大規模接種会場の予約受け付けを開始。初日(15日)分は18分で、17日までの3日分は1時間24分で埋まった。同会場のワクチンは全てモデルナ製だが、「一定のニーズはあった」とみている。


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