苛立ち、大声…日常的 「不正」告発も急増 受難続く生活保護窓口職員

  • 0
  • LINEで送る

毎日多くの来庁者で混雑する生活保護関連の窓口=松戸市役所(一部加工してあります)

 過去最多に膨れあがった生活保護受給者。申請を受ける県内自治体では窓口職員の受難が続いている。混雑による待ち時間の長さにいら立ちも募るのか、一部の心ない生活困窮者から「大声を出されるのは日常的」。職員が暴行を受け警察沙汰になるケースも相次いでいる。一方で、不正受給に対する関心が高まり、市民からの告発も急増、対応に追われている。

 県によると、昨年度、県庁や出先機関で確認された行政対象暴力(暴行や脅迫による不当な要求)は67件、3年間で3・7倍に増加。市町村では「生活保護に関する不当要求や暴力が目立つ」と県対策室。

 「大声を出されるのは日常的」と話すのは松戸市の担当者。県内最多、保護率18‰(人口千人当たりの受給者の数)の同市の窓口は申請者などで混雑している。職員が胸ぐらをつかまれるなどのトラブルも年に2、3件発生。最近では複数人で来庁しては脅し役、なだめ役などを分担する「より悪質な騒ぎ方」が目立つという。また、月に一度の生活保護の支給後、「金を落とした」と再支給を求めるケースも後を絶たない。

 お笑い芸人の騒動をきっかけに注目され出した不正受給では「受給者がパチンコをしている」などの告発メールが5月以降、20件以上寄せられている。