オミクロン株、千葉県内初確認 濃厚接触の県外女性 熊谷知事「市中感染でない」

首都圏4都県知事のテレビ会議で、県内で初めてオミクロン株の感染が確認されたと明らかにした熊谷知事=23日、千葉県庁
首都圏4都県知事のテレビ会議で、県内で初めてオミクロン株の感染が確認されたと明らかにした熊谷知事=23日、千葉県庁

 千葉県の熊谷俊人知事は23日、新型コロナウイルス対策を協議する首都圏4都県知事のテレビ会議で、県内で初めて、新たな変異株「オミクロン株」の感染者が確認されたことを明らかにした。感染経路が特定されており「市中感染ではないと考えている」と述べた。県によると、感染したのは県外の30代女性1人。女性はオミクロン株に感染した疑いのある人と同じ航空機に搭乗し、チュニジアからカタール経由で15日に成田空港から入国した。現在は県内の医療機関に入院中で、軽症。女性の濃厚接触者はいないという。

 県衛生研究所が行ったゲノム解析で、23日にオミクロン株の感染が確認された女性は、千葉県以外の国内在住者。県は女性の国籍を明らかにしていない。

 県によると、女性は15日に成田空港から入国する際、検疫など入国手続き時には特別な症状がなかったが、国が用意したバスに乗って県内ホテルに自主隔離した。

 16日に国から県に「女性が搭乗した航空機にオミクロン株疑いの搭乗者がいた。女性は濃厚接触者」と連絡があり、県車両を使って女性は17日に県の宿泊療養施設に移動。同施設で、頭痛や喉の痛みなどの症状を訴え、18日に医療機関に入院。発熱や頭痛、喉の痛みのほか、せきやくしゃみなどの症状があった。PCR検査を行って陽性と判明した。

 判明後に県はゲノム検査を実施。23日になって、オミクロン株の感染と確認された。

 女性は入国直後から自主隔離を行い、ホテルや宿泊療養施設、医療機関と移動があったものの、外出などを行っていなかったため、女性を起点とする濃厚接触者はいないとしている。

 県によると、女性はワクチンの2回目接種を10月下旬に行っていた。女性と同じ航空機に搭乗し、現在県が健康管理している濃厚接触者は17人いるという。

◆「水際対策見直しを」 濃厚接触者増で国に

 また、熊谷知事は同会議で、国の水際対策について見直しを要求した。

 オミクロン感染者が判明した際、搭乗者全員を濃厚接触者にする“盤石態勢”に理解を示す一方で、22日時点で県管理の濃厚接触者は約550人に上り、宿泊療養施設はひっ迫。「感染拡大防止にリソース(資源)を一部振り直すなどの配分が必要」と指摘した。


  • LINEで送る