2021年9月17日 05:00 | 有料記事
成田空港建設工事を巡り警察の機動隊と反対派が衝突を繰り返した成田闘争で、過激派に襲撃され神奈川県警の警察官3人が死亡した「東峰十字路事件」から、16日で50年となった。「応援部隊が襲撃された。第2機動隊は現場に赴いてほしい」。半世紀前、元流山署長の唐鎌茂夫さん(73)は命令を受け、現場に入った。23歳の若き巡査は惨状を目の当たりにし、事件の捜査にも携わった。自身を含めた警察官が、なぜ命懸けで闘うことになり、仲間3人は犠牲になったのか。制服を脱いだ今でも「国と農家がもっと膝を交えて話し合えれば、大惨事は起きなかったのでは」と思っている。
事件は、反対派が所有する空港用地を取得する ・・・
【残り 1025文字、写真 2 枚】