「第三者機関へ申し出を」 パワハラ問題で市川市議会

村越祐民市川市長
村越祐民市川市長

 市川市の村越祐民市長が、越川雅史市議が市職員にパワーハラスメントを行ったとして実名を公表して市議会に対応を求めた問題で、市議会は9月定例会最終日の13日、パワハラを受けた職員に第三者機関へ申し出るよう市長がアドバイスすることを求める決議案を可決した。特別委員会を設置する決議案は否決した。

 第三者機関への申し出を求める決議案は一部の保守系会派が、特別委の決議案は別の保守系会派がそれぞれ提出。併せて審議を行い、特別委設置に賛成する議員は第三者にパワハラ認定を委ねた上で、委員会が結論を出すべきと主張した。反対する議員は「パワハラの証拠を示すべき」「市長の申し出で設置するのは議会の独立の放棄」と反論した。

 採決の結果、第三者機関への申し出を求める決議案は賛成23人、反対17人で可決、特別委設置の決議案は賛成17人、反対23人で否決された。

 同問題は、市が今春実施した職員対象のアンケートで越川市議のパワハラを訴える複数の回答があったと、市長が8月の記者会見で突如、市議を名指しして批判。百条委員会の設置などを要望していた。

◆調査放棄、非常に残念 村越市長コメント

 村越市長は議決を受け、「パワーハラスメントはあってはならないものという考えは一致したものの、自らの調査を放棄した議会の判断は、非常に残念。議員の釈明でこの問題を決着させてはなりません。歴史と伝統のある市議会の秩序と品格が保持されるよう強く要望していく」とのコメントを発表した。


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