断水拡大給水に列 ポリタンク手に市民殺到 「稼ぎ時に…」困惑の商店主も 東葛飾地域

ポリタンクなどの容器を手に給水所を訪れた市民=19日、野田市中根の中根配水場
ポリタンクなどの容器を手に給水所を訪れた市民=19日、野田市中根の中根配水場
断水の問い合わせに対応する職員=19日、流山市水道局
断水の問い合わせに対応する職員=19日、流山市水道局

 県内の浄水場から水質基準を超える有害物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、19日、野田、柏市など東葛飾地域を中心に断水エリアが広がった。自治体が設置した給水所には水を求める市民が長蛇の列を作り、スーパーではペットボトル入りの飲料水が飛ぶように売れた。商売に水が欠かせない店舗からは「週末は稼ぎ時なのに」とため息が漏れた。

 野田市では同日午前9時35分から4万世帯以上で断水。市は緊急用の井戸をくみ上げて市民への給水を開始した。給水車6台が市内を巡回して病院や福祉施設に水を配布。夜には全域の水が止まり、災害派遣の自衛隊が給水を行った。

 柏市は正午から一部地域で断水が始まり、午後2時以降、市内全域でストップ。影響は約16万世帯に及んだ。市民からは「断水はいつまで続くのか」「水はどこで手に入るのか」という問い合わせが殺到し、同市職員約50人が対応に追われた。同市水道部の給水所を訪れた同市の主婦、庄山ひでこさん(69)は「水が出なくて一番困るのはトイレ。少しの間なら我慢できるけど、あしたは大丈夫なのか」と不安を隠さない。

 また、我孫子市や流山市などでも断水。両市は市外から給水車の応援を受けたり井戸を活用したりして、市民に水を配った。


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