「児童生徒の学校観戦を」 パラ選手団長が直訴 熊谷・千葉県知事「重く受け止める」 【2020東京パラ】

熊谷千葉県知事(右)に要望書を手渡した河合団長(中央)と鳥原会長=5日、県庁
熊谷千葉県知事(右)に要望書を手渡した河合団長(中央)と鳥原会長=5日、県庁

 東京パラリンピック日本代表選手団の河合純一団長は5日、千葉県庁を訪れ、24日に開幕するパラ大会に児童生徒が観戦できるよう協力を求める要望書を熊谷俊人知事に提出した。県内が新型コロナウイルスの感染爆発状態になる前に、熊谷知事はパラ大会の有観客へ積極的な姿勢を示していたが、パラ選手団トップによる“直訴”を受けながらも「要望を重く受け止め、組織委と協議していきたい」と述べるにとどめた。

 河合団長は、競技会場がある自治体の児童生徒が競技を観戦する「学校連携観戦プログラム」を維持し、観戦機会を確保するよう要請。「限界に挑戦するパラアスリートの活躍を目の当たりにすることで成長期の子どもたちに『気付き』を与える教育効果が期待できる」と意義を訴えた。

 同行した日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は面会後、熊谷知事が千葉市長時代から「共生社会実現」に注力したことを踏まえ「それぞれの自治体の意向を反映させることが大事だ」と期待感を示した。

 ただ、県内で2日から緊急事態宣言が発令されたため、熊谷知事は同日午前の会見で「現在の感染状況では都県をまたいでの観戦は大変厳しい」と有観客は困難との認識を示していた。


  • LINEで送る