SIMカード詐取し販売 容疑でグループ主犯格再逮捕 県警

 だまし取った携帯電話のSIMカードを受け取るため、アパートの空き室に忍び込んだとして、県警は27日、邸宅侵入の疑いで神奈川県寒川町倉見、指定暴力団住吉会系組員、安藤大介容疑者(37)=詐欺容疑で逮捕=を再逮捕した。安藤容疑者はSIMカード詐欺グループの主犯格とみられ、県警はこれまでにグループの男6人を逮捕。SIMカードは特殊詐欺グループに売られていた。

 県警組織犯罪対策課によると、SIMカード詐欺グループは他人名義のクレジットカードを使ってネットでSIMカードを購入。空き部屋に送らせると、不動産業者の立ち会いがなく空き室を内覧できる「遠隔内覧」を悪用して忍び込んだ受け取り役が回収していた。グループは昨年5~11月、SIMカード約1100枚を詐取し、1枚当たり2万5千円~3万円で売却。3千万円以上の売り上げがあったという。

 安藤容疑者の再逮捕容疑は同年11月5日、グループの仲間と共謀し、千葉市美浜区の空き部屋に侵入した疑い。安藤容疑者は今月10日、通信会社からSIMカードをだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕された。

 昨年5月、SIMカードの届け先を宅配業者が確認したところ、空き部屋だったことが判明。県警は部屋の中にいた受け取り役の男(33)を邸宅侵入容疑で現行犯逮捕し、詳しい捜査を進めていた。

 グループはSIMカードの発注や、郵便物を受け取るのに必要な他人名義の運転免許証の偽造など役割を分担。カードの受け取り役はSNSで“闇バイト”として募集していた。


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