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【法廷から 記者が見た人生模様】なぜ…孤独に弱さ露呈 甲子園V元主将 野球失い「価値ない」 八街強盗致傷、実刑判決

「法廷から 記者が見た人生模様」
「法廷から 記者が見た人生模様」

 「地元の同級生は野球をやっていない自分にも声を掛けてくれた。関係を壊したくなかった」―。全国の高校球児が憧れる甲子園の舞台に立ち、チームを優勝に導いた元主将。後に彼が立ったのは千葉地裁の法廷だった。淡々と語る姿から感じたのは、“英雄”になったが故の絶望と孤独。そして、人の弱さと未熟さだった。

 2017年に夏の甲子園を制した花咲徳栄高の元主将、千丸剛被告(21)。19年4月に仲間3人と八街市内の住宅に強盗目的で押し入り、夫婦にけがを負わせたとして、強盗致傷などの罪に問われた。

●改革を進め頂点へ

 彼は小学2年から野球を始めた。高校では人一倍強い責任感が監督の目にとまり、主将に選出。上下関係に ・・・

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