地検、傷害致死を適用 千葉市の病院置き去り

 千葉市若葉区の病院敷地内で9月、男性の遺体が置き去りにされた事件で、千葉地検は6日、いずれも住所不定で無職、渡部俊文被告(42)と建築業、田中大樹被告(36)について起訴している逮捕監禁致傷罪に傷害致死罪を加える訴因変更を請求した。「殺意は認められなかった」として、再逮捕・送検容疑だった殺人の罪の適用は見送った。

 訴因変更後の起訴状などによると、2人は共謀し9月3日午前1時20分~同4時ごろ、埼玉県八潮市の駐車場で、無職の島村智広さん(32)=同県越谷市=を車に押し込み、千葉市若葉区の路上まで監禁。メリケンサックを装着した拳などで繰り返し殴る暴行を加え、吐物誤嚥(ごえん)で窒息死させたとされる。

 地検は、逮捕監禁の手段となる暴行と傷害致死の原因となる暴行が一連の行為として行われたと説明。認否は明らかにしていない。
 犯行後に渡部被告をかくまった犯人隠避の疑いで逮捕され、容疑を否認していた東京都足立区の自称無職の男性(46)については6日、処分保留で釈放。今後は任意で捜査を続ける。


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