出所後の窃盗未遂認める 初公判から一転 23年前強殺で服役

 流山市鰭ケ崎のマンションで1997年、会社員の田島由美さん=当時(24)=が殺害された強盗殺人事件で服役し、出所後に千葉市中央区の店舗で金品を盗もうとしたとして窃盗未遂などの罪に問われた無職の男(41)の公判が7日、千葉地裁(中村海山裁判官)で開かれた。男は初公判で一部否認していた起訴内容について「間違いない」と主張を一転させた。

 男は初公判で「泥酔していて自分でも理解できないことをした。事実関係を認めたいが、一部違う」と述べ、弁護側は窃盗未遂と建造物損壊の罪について故意はなかったと訴えていた。主張を一転させた理由についての説明はなかった。

 公判では再度の罪状認否のほかに書証の取り調べが行われ「手っ取り早く金を手に入れようと思って侵入した」とする自白調書の内容が明らかになった。また、検察側は別事件で追起訴する方針を示した。

 起訴状によると、7月1日朝、千葉市中央区のJR千葉駅近くのビルで、店舗出入り口ドアのガラスを消火器で割り、施錠を外して侵入。金品を盗もうと物色したとされる。

 男は田島さんが殺害された強盗殺人事件で2012年1月に逮捕され、当初は容疑を認めていたものの、同年11月に地裁で開かれた裁判員裁判では「殺害していない」とそれまでの主張を覆した経緯がある。


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