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「点検」装う強盗多発 松戸でも高齢者被害に 千葉県内ガス会社が注意呼び掛け

不審者などへの注意を呼び掛ける京葉ガスのホームページ
不審者などへの注意を呼び掛ける京葉ガスのホームページ

 首都圏を中心に「ガス点検」などを装った強盗事件が多発している。8月には千葉県内でも松戸市の高齢者宅に男2人が押し入り、現金などが奪われる事件が発生しており、県内のガス会社は注意を呼び掛けている。

 県警によると、松戸市内の80代男性方にガス点検員を装った男2人が侵入したのは8月20日午後6時20分ごろ。2人は1人暮らしの男性方に「ガスを見せて」と上がり込み、室内を案内する男性を羽交い締めにして粘着テープで緊縛。「金はどこだ」などと脅し、現金約2万円入りの財布などを奪って逃走した。

 県警は今月、強盗致傷と住居侵入の疑いで、さいたま市の菅原一哉容疑者(24)と埼玉県鶴ケ島市の外川正明容疑者(22)を逮捕。菅原容疑者が指示役とみられ、県警はもう1人の実行役の男の行方を追っている。

 菅原容疑者は一定時間が経過するとメッセージが消える通信アプリ「テレグラム」を使い、実行役の2人に指示を出していた疑いがある。男性方には事件前、資産状況を確認するアポ電(アポイントメント電話)とみられる不審な電話もあり、県警は事件との関連を調べている。

 首都圏では東京都内や神奈川県内でも、ガス点検を装った強盗事件が多発。都内では新型コロナウイルスのアンケートを行う役所職員を名乗った強盗事件も起きている。事前に被害者宅にアポ電があった事件もあり、各都県の警察は警戒を強めている。

 茂原市に本社がある大多喜ガスでは、点検員を装った強盗事件などの発生を受け、ホームページ(HP)などで不審者への注意を促している。京葉・東葛地域でガスを供給する京葉ガス(市川市)でも、改めてホームページなどで不審者や不審メールに注意するよう呼び掛けている。

 同社によると、ガス漏れ検査とガス機器調査の際には、対象となる客に訪問予定の期間などを事前にはがきで案内している。点検員が実際に訪問する際には身分証明書を携帯しており、同社の担当者は「客の要望があれば、いつでも証明書を提示している。不審に思ったら問い合わせてほしい」と説明している。


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