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父親に懲役10年求刑 館山3歳児殺害事件

 館山市内の空き家で次女=当時(3)=の首を絞め窒息死させたとして、殺人の罪に問われた無職、羽山和宏被告(52)=君津市=の裁判員裁判の論告求刑公判が15日、千葉地裁(平塚浩司裁判長)で開かれ、検察側は懲役10年を求刑した。

 検察側は論告で、次女の有依ちゃんが息を吹き返したり妻の制止を受けながらも、首を絞め続けており「強固な犯意に基づく執ようかつ悪質な犯行」と指摘。生活苦から抜け出す努力をせず心中を選んだことについて「被害者を巻き添えにする必要はなく、犯行に至る経緯に酌量の余地はない」と批判した。

 弁護側は最終弁論で、懲役4年が妥当と主張した。生活保護や自己破産の申請ができないと思い込み、心中以外の選択肢を考えられなくなっていたと説明。妻にも自殺の意思があり、異常な心理状態に歯止めが掛からなかったことから「厳しく非難することはできない」と訴えた。

 起訴状などによると、妻の有布子被告(41)=同罪で起訴=と共謀し、昨年10月1日午前1時~同40分ごろ、以前に住んでいた館山市内の空き家で、有依ちゃんの首を両手で絞め、鼻や口を手でふさぐなどして窒息死させたとされる。


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