2012年2月23日 11:10 | 無料公開
千葉県は22日、印西市内で露地栽培された原木シイタケから、国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同市内の露地栽培の原木シイタケの出荷自粛を要請した。
県森林課によると、20日に市内1農家のシイタケを検査したところ993ベクレルが検出された。同市内では約20軒がシイタケを栽培するが、いずれも春期の出荷前で、市場には出回っていないという。
同市の原木シイタケは県が昨年10月中旬に実施した検査では基準値以下だった。同課は「シイタケは放射性物質を吸収しやすい上に、春期のシイタケは成長期間が長いことも要因」と分析している。
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