飲酒運転の教諭停職 体罰・無視は減給 千葉県教委処分、今月8人に

 千葉県教委は30日、酒気帯び運転の疑いで県警に現行犯逮捕されていた鴨川市立小学校の男性教諭(35)を停職6カ月の懲戒処分とし、体罰を重ねて特定児童の無視も促したとして船橋市立小学校の男性教諭(32)を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分にした。2人とも同日付で依願退職。県教委による懲戒処分は今月だけで8人(監督責任除く)となり、年度末まで謝罪を繰り返す事態になった。

 県教委によると、鴨川市立小の教諭は今月13日の勤務後、自分の車で館山市内の居酒屋に向かい、生ビールと焼酎割りをジョッキで9杯飲んだ後、帰宅のため車を運転。同日午後10時ごろ、南房総市内の国道で県警の呼気検査を受け、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕された。

 刑事処分は決まっていない。釈放後の県教委の聞き取りに「事故を起こさないだろうという甘い考えだった」と話した。今回以外は運転代行で帰宅していたと説明したという。

 船橋市立小の教諭は昨年4~6月、担任だった3年生の男子児童1人を指導する際、いすを蹴ったり、胸ぐらをつかんだりしたほか、運動会の練習中に6年生の男子児童1人の首をつかみ、背中をたたいた。さらに7月には、担任だった別の男子児童2人の私語をやめさせる目的で「2人の話に反応したら(成績に)マイナスポイントを付ける」と他の児童に伝え、無視を促す言動をした。

 児童や保護者の申し出で発覚。教諭は「体罰に当たるとは思わなかった」「児童と友達感覚でやってしまった」と釈明したという。

 監督責任で同校の男性校長(58)も戒告の懲戒処分。本年度の懲戒処分総数は36件(うち監督責任11件)に上った。飲酒運転は4件、体罰では6件となった。


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