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給食パン業者悲鳴 一斉休校 売り上げほぼゼロ 「政府、何とかして」 【新型肺炎】

一斉休校に伴い製造が止まった学校給食用のパン工場=6日午後3時45分ごろ、千葉市緑区土気町
一斉休校に伴い製造が止まった学校給食用のパン工場=6日午後3時45分ごろ、千葉市緑区土気町

 肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために全国一斉に始まった臨時休校は、千葉県内の給食製造会社にも大打撃を与えている。学校給食が売り上げの7割を占める千葉市内のパン製造会社は突然の一斉休校で1200万円の減収。「ここまで拡大するとは。政府は早く対策を」と悲鳴を上げる。

 「ここまで被害が拡大するとは思わなかった」。千葉市緑区で学校給食用のパンを製造する「なかや」の中古誠二社長(65)は、従業員の姿が消えた工場でうなだれた。

 学校給食用のパンを製造して60年近く。千葉市と大網白里市にある90の小・中学校を対象に一日約2万5千食のパンを届けているが、一斉休校に伴い今月3日以降、パンの製造が止まっている。

 同社では学校給食が収益の約7割を占めていた。工場は約50人の従業員を抱えるが、製造中止に加え、家庭で子どもの面倒を見なくてはならない女性も多く、人影はほとんどない。中古社長は「本来なら春休みの始まる直前の23日まで製造する予定だった。政府は早く何らかの策を取ってほしい」と窮状を訴える。

 また、市原市でパンを製造する別の会社も先月28日以降、製造中止を余儀なくされている。千葉市や成田市などの小中学校に供給していたというが、同社は「打つ手がない。ここまで被害が出るのは初めて」と途方に暮れる。

 同社は売り上げの約8割を給食パンが占めており、「いまウイルスの感染拡大が終息したとしても、新学期が始まるまでは製造も止まったまま」と困り切った様子。


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