2020年1月23日 05:00 | 無料公開
千葉県教委は22日、生徒ら延べ1239人分の個人情報を入れた私物のUSBメモリーを一時紛失したとして、山武市立中学校の男性教諭(34)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。
県教委は昨年8月に別の教諭がUSBを紛失した際に、再発防止策として県立校と各市町村教委に私物USBの校内持ち込み禁止と過去データの消去を徹底するよう指示。男性教諭も校長から使用状況の確認を受けたが、所持していないと回答し、過去のデータも消去していなかった。
県教委教職員課によると、教諭は昨年11月21日に出張先の県総合教育センター(千葉市美浜区)にUSBを入れたポーチを置き忘れた。同センターの職員が見つけ、教諭の勤務先の校長に連絡して発覚。USBには教諭が勤務してきた中学校3校の生徒、職員の氏名や成績、学校行事の写真などを保存していた。情報流出はないという。
県教委は、私物USBの持ち込み禁止と過去データの消去を徹底するよう各校、各市町村教委に改めて通知した。本年度の懲戒処分は監督責任を除き16件目。