だましの手口リアルに 千葉県警、孫かたる音声公開

 電話de詐欺の被害防止に向け、千葉県警は、犯行の予兆となる「アポ電」の新たな音声をホームページで公開している。昨年12月中旬に南房総市の80代女性方にあった電話で、孫をかたる男らが落とし物に関するうその話で金をだまし取ろうとするやり取りが生々しく記録されている。

 県警生活安全総務課によると、女性方には6回にわたり孫を装った男から電話があり、男は外出先で落とし物をしたと連絡。落とし物センターの職員を名乗る仲間からの電話の後、男が「仮想通貨を換金するための書類がなくなった」と明かし、関係者に支払う金額として100万円の貸与を求めている。

 6回目の電話で女性が100万円の調達は困難と伝えると、男は「分かった。じゃあ、ちょっとほかも当たってみる。ごめん」と返答。その後、音沙汰がなくなったという。

 音声は6回の電話別に分け、約44秒~3分40秒の通話内容を記録した文章も掲載した。同課は「実際にあった電話の音声を聞くことで手口がいかに巧妙かが分かるはず。一度、家族で聞いてほしい」と呼び掛けている。


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