冬本番、募る不安 寒さに震える高齢者も 旭、香取の仮設住宅

室内は底冷えするため、毛布を4枚掛けて寝るという高齢男性=25日午後、旭市横根の仮設住宅
室内は底冷えするため、毛布を4枚掛けて寝るという高齢男性=25日午後、旭市横根の仮設住宅

 師走を目前にして冷え込みが一段と厳しさを増す中、東日本大震災の被災者が暮らす旭、香取市の仮設住宅からは震災後初めて迎える冬に不安の声が聞こえてくる。断熱性に劣る仮設住宅の寒さ対策として、香取市はホットカーペットの設置を千葉県に要望。旭市にこたつを寄贈する民間企業も出てきた。厳しい冬を乗り切ろうと、それぞれに工夫を凝らす被災者の中には身寄りのない高齢者も少なくない

 1~2月にかけ“筑波降ろし”と呼ばれる寒風が吹きすさぶ香取市。同市は、旧佐原第2中学跡地に立つ30戸の仮設住宅にホットカーペットを支給するよう県に求めてきた。

 厚労省が10月、『暖房設備を仮設住宅の付帯設備とすることができる』との通知を出したことから、県は国の補助金も使い要望に応える方向で調整中だ。

 民間企業も支援に乗り出した。千葉トヨペット(千葉市美浜区)は旭市に140台のこたつを寄贈した。


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