京葉銀元行員を書類送検 手数料詐取容疑 2億円超、時効に

 京葉銀行で口座振替の事務手数料計約3700万円を詐取したとして、千葉県警は20日、電子計算機使用詐欺の疑いで元行員の男性(64)=懲戒解雇、千葉市=を書類送検した。

 書類送検容疑は、手数料に関する事務の検査や監督を担っていた2017年12月~18年11月、銀行の業務システムを使い、顧客から徴収した手数料を10回にわたって自分の口座に移し、詐取した疑い。県警によると、「生活費に使った」と供述している。

 元行員は15年の定年後に再雇用されていた。18年12月、振替伝票に不備が見つかり、内部調査で発覚。京葉銀行は、01年1月以降に計約2億4900万円分の不正があったと今年2月に発表していた。

 京葉銀行からの刑事告訴を受け県警捜査2課と千葉中央署が捜査していたが、大部分が時効と判断した。元行員はこれまで詐取した手数料について「先物取引にも使った」と説明しているという。

 京葉銀行は事件以降、相互けん制機能が働いていなかったとして、担当者の長期滞留の抑止や内部監査・リスク管理機能の強化といった再発防止策を講じたという。


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