「いじめ原因で飛び降り」 柏市立中元女子生徒 同級生と市を提訴

 柏市立中学校で2015年3月、いじめが原因で校舎から飛び降り、重い後遺症を負ったとして、当時2年生の女性(19)と両親が、同級生だった元女子生徒4人と市に治療費や慰謝料など約3億円の損害賠償を求め千葉地裁に提訴していたことが14日、分かった。

 訴状によると、女性は1年生の時からクラスや部活動で仲間外れや嫌がらせをされていた。15年3月、同級生から「死にたいって言うなら死ねばいいのに」と言われた後、校舎4階から飛び降り、脳に重い障害が残って寝たきりとなった。同級生だった4人がいじめを主導したなどとしている。

 市に対しては、女性や両親が何度も学校に相談したのに適切な対応を取らなかったとした。

 市によると、13日の第1回口頭弁論で市側は請求棄却を求めた。取材に対し、河嶌貞教育長は「誠実に対応していきたい」とのコメントを出した。

 女性へのいじめを巡っては、市教育委員会が第三者委員会を設置。16年3月にまとめた報告書は、学校側の対応を「状況の改善が図られず、いじめ行為が繰り返されたことは安全配慮義務に欠ける」などと問題視していた。


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