東金男性遺棄で地裁 男2人に有罪判決

 東金市の雑木林に無職、大内軍際さん(79)=千葉市中央区白旗3=の遺体が埋められた事件で、死体遺棄などの罪に問われたいずれも同区大巌寺町の無職、大石徳雄被告(70)と進藤正幸被告(69)の判決公判が11日、千葉地裁で開かれた。中野雄壱裁判官は大石被告に懲役2年(求刑懲役4年)、進藤被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役3年)をそれぞれ言い渡した。

 中野裁判官は、自力歩行ができない大内さんを山中に置き去りにしようとし、車に乗せて走らせた点を「計画的で悪質。極めて身勝手な犯行」と指摘。車内で死亡に気付いて遺体を遺棄するまでの経緯についても「酌量の余地はない」と断じた。

 また、大内さんの死後に生活保護費を盗んだ窃盗の罪にも問われた大石被告には、大内さんの死を利用したとして「厳しい非難に値する」と批判。一方で進藤被告には、自首をきっかけに事件が全容解明に向かったなどとして「社会での更生の機会を与える」と執行猶予の理由を述べた。

 判決などによると、2人は住所不定、無職、松本かほる被告(70)と共謀し1月21日ごろ、大内さんを車に乗せて放置する場所を探し、東金市松之郷の雑木林で地面に穴を掘り、死亡した大内さんの遺体を遺棄。大石被告は松本被告と共謀し同月31日、大内さんの生活保護費7万2千円を盗んだ。


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