「少しでも復旧力に」 家財搬出、清掃に汗 被災者感謝「1人では無理」 茂原ボランティア 【房総豪雨】

25日の記録的な豪雨で大規模な浸水被害を受けた茂原市で30日、ボランティアの受け付けが始まり、県内外から151人が駆け付けた。
25日の記録的な豪雨で大規模な浸水被害を受けた茂原市で30日、ボランティアの受け付けが始まり、県内外から151人が駆け付けた。
運び出した家具などを住宅前に並べるボランティア=30日午前11時半ごろ、茂原市下永吉
運び出した家具などを住宅前に並べるボランティア=30日午前11時半ごろ、茂原市下永吉

 25日の記録的な豪雨で甚大な浸水被害が出た茂原市で30日、被災した住宅の片付けや清掃などをするボランティアの受け付けが始まった。千葉県内外から151人が駆け付け、ボランティア参加者は「少しでも被災した人の力になれたら」と、水に漬かり使えなくなった家財道具などを次々と運び出していた。

 市によると、29日までの被害調査で床上浸水が約950戸、床下浸水が約500戸で確認された。市社会福祉協議会にはこれまで、150件を超えるボランティアの要請が寄せられているという。

 災害ボランティアセンターが設置された同市町保の市総合市民センターには、午前9時の受け付け開始の時点で長蛇の列ができていた。受け付けを済ませた参加者は担当地域に向かい、大網白里市の無職、竹内寿一さん(74)は「茂原市には知り合いもいて買い物にもよく来る。年なので重いものは持てないが、できることをしたい」と力を込めた。

 ボランティアを要請した茂原市下永吉地区に住む男性(69)の自宅は、1階部分が約1メートル60センチの浸水被害に遭った。男性は妹の家に避難して無事だったが、冷蔵庫やソファ、畳などが使えなくなってしまった。男性は「家から全部を運び出すのは1人ではとてもできなかった」と安ど。「ボランティアが来てくれたことで、あっという間に片付いた」と感謝を示した。

 いすみ市から参加した地方公務員の男性(24)は、浸水した住宅から家具や家電などを道路に運び出す作業に汗を流した。9月の台風15号の際にも、鴨川市でブルーシートを張る作業のボランティアを行ったといい「被災の程度が地域により異なり、改めて自然災害の猛威を痛感した。被災した住民は大変だと思うので、これからも力になれることをやっていきたい」と話していた。


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