4市町新たに仮置場 災害ごみ増加の一途 千葉県は推計量出し直しへ 【房総豪雨】

 25日に千葉県内を襲った記録的豪雨で、住宅の浸水被害や損壊が相次ぎ、使用が困難になった家財道具などの災害廃棄物の仮置き場を、新たに4市町が設置したことが29日、県への取材で分かった。県は9月の台風15号と今月12日の台風19号で、被災した県内住宅から出る災害廃棄物を28万トンと推計。処理完了に約1年半かかる見通しを示したばかり。既に膨大だったが、一層の増加は必至で、改めて推計量を出す考え。市町村と連携した対応の練り直しも必要になりそうだ。

 県によると、県内の災害廃棄物の仮置き場は、記録的豪雨前の21日時点では19市町村に計28カ所だった。

 豪雨を挟んだ29日朝時点では、台風15号の際から設置していた館山市、鋸南町、鴨川市、南房総市、千葉市の5市町で、処理施設への搬出などが進んで仮置き場は解消。一方、豪雨の浸水被害が激しかった茂原市、長柄町、長南町、大網白里市の4市町では仮置き場が新たに設置された。

 この結果、仮置き場は現状18市町村に計23カ所。今後、被害把握や片付けが進むことで災害廃棄物はさらに増える見込み。浸水で使えなくなったエアコン室外機などの家電類も含まれる。処理主体の市町村では台風分に加えた適切な対応の再検討が必要になる。

 今回の豪雨では冠水で動かなくなる車も続出。所有者が特定できずに市町村が処理する車も災害廃棄物扱いになるという。


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