シート張り人員不足 窓口開設直後に100件相談

 台風19号の暴風が襲った千葉県内では、台風15号で破損した屋根に張ってあったブルーシートが飛ばされる事態が相次いだ。シートによる応急措置のニーズが高まり、千葉県は張る技術を持つ人員の確保に追われている。

 県は15日、シート張りが必要な被災者に県内外の業者を手配する窓口を稼働。電話や特設インターネットサイトを通じ、同日午前中だけで100件ほど相談が寄せられた。

 需要が鮮明になった一方で、県担当者は「19号では全国的に浸水などの被害を受けた。県外業者を確保できないのではないか」と懸念。それでも「屋根に上るのは危険な上、素人が張ったシートは飛ばされやすい」と強調し、プロに協力を求めるよう呼び掛ける。

 12日午前に竜巻に見舞われた市原市でのシート張りは、県が14日、自衛隊に支援要請。15号で甚大な被害が出た県南部でも、自力で張れない要支援世帯を対象に、再度の自衛隊による作業要請を検討するという。

 シート自体の確保にも追われている。県には11市町がシートの供給を要請。業者に協力を求めるなどして必要数の確保のめどは立ったが、県の手元には届いておらず、被災者に行き渡るのは時間がかかりそうだ。15日午後時点で、固定用の土のう袋は要請数に対して2万4千袋足りていない。

 県は元々、シートを5万8千枚備蓄していたが、15号の際に提供して一時底をついた。19号接近が懸念され始めた7日ごろにも1万枚程度だった。


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