地中からセシウム27万ベクレル あす文科省が原因究明 柏市有地

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高放射線量が検出され、ビニールシートで覆われた現場。市職員が警備に当たった=22日午前、柏市根戸
高放射線量が検出され、ビニールシートで覆われた現場。市職員が警備に当たった=22日午前、柏市根戸

 柏市根戸の市有地で最大毎時57・5マイクロシーベルトの高い放射線量が検出された問題で、柏市が22日、地中30センチの土壌を検査した結果、最大で1キログラム当たり27万6千ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。24日に文部科学省とともに現地調査して原因の解明を進め、今後の対応を協議する。

 文科省は「東京電力福島第1原発事故で放出された可能性は否定できない」と指摘。検出されたセシウム134とセシウム137の割合が、同事故で放出されたセシウムの割合と近いという。

 ただ、検査結果は地表より地中の方が濃度が高くなっており、文科省の担当者は「深さ30センチとかなり染みこんでいることや原発からの距離を考えると、奇妙なことが多い」としている。

 柏市によると、21日に現場で採取した土壌3検体を県環境財団で検査した。地表から30センチの深さでそれぞれ同27万6千ベクレルと同19万2千ベクレル、地表面で同15万5300ベクレルのセシウムを検出した。放射性ヨウ素はいずれも検出されなかった。

◆住民に驚きと不安広がる
 高線量の発表から一夜明けた22日、柏市根戸の周辺住民から驚きと不安の声が上がった。

 柏市は同所を覆土、防水シートをかけ半径3メートルを立ち入り禁止、約100メートル離れた地点から通行止めにしている。同日朝、報道を聞いて現場に駆け付けた近隣住民らが状況を把握しようと「対策はもうしたんですか?」「住宅付近も測定して」などと警備に立つ市職員に次々に質問した。