千葉県内初の感染症で死亡 鴨川の男性、タイで類鼻疽

 千葉県は28日、鴨川市の無職の男性(75)が細菌による感染症「類鼻疽(びそ)」で死亡したと発表した。県内で感染が確認されたのは初めて。タイで感染したとみられる。人から人への感染はないという。

 県疾病対策課によると、男性は今年2~3月と5~6月にタイに滞在。5月30日に意識不明となり現地で入院したが、回復して6月26日に帰国。今月上旬に発熱があり、6日に同市内の病院に肺炎で入院し、敗血症などの症状で同日死亡した。血液などの検査で26日に類鼻疽と判明した。

 2007年に4類感染症に指定されて以降、県内での感染届け出は初めてで、全国でも16例目。オーストラリア北部や東南アジア、熱帯地域などで汚染された土壌や水から感染するという。発熱し、呼吸器などに症状が出るほか、腎不全や糖尿病を患っていると重症化して敗血症性ショックを起こすこともある。

 同課は流行地域で生水を飲まないなどの予防を呼び掛けている。


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