適切な医療措置なく千葉刑務所に警告書 千葉県弁護士会

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 千葉県弁護士会は2日、2016年に千葉刑務所で死亡した40代の男性受刑者について、病気が疑われていたにもかかわらず、適切な医療措置を行わなかったとして、意見書の中では最も重い「警告書」を刑務所に提出したと発表した。刑務所には適切な医療の提供を求める。警告は5月16日付。

 同会によると、男性は14年の収容後、歩行困難などの症状が現れた。外部の病院を受診したが、病気と診断されなかった。

 一方、男性の体調は悪化し、再度受診したが専門的な検査は行われず、原因不明のままに。男性は同会に人権救済を申し立て、同会は刑務所に適切な治療を求める要望書を出していた。

 その後、詳しい検査で脊髄などの手術が必要とされたが、実施されず、男性は16年12月に死亡。死亡2日前に体調が急変した際も、救急搬送などの措置を行わなかったとした。

 また同会は、刑務所内で男性のみにヘアピンや化粧水の使用を禁止するのは、性差別に当たる可能性があるとして「勧告書」を提出していたことも明らかにした。勧告は4月16日付。